Kickstarterの転び方

Kickstarterにはまってしまって、よせばいいのにBackしまくっていたら「Superbacker」の称号を頂いた。Kickstarterにログインすると表示されるだけのものだし、自己満足は多少得られるとはいえ、どちらかというと「超馬鹿」に近い。そんなわけでBackしてうまくいっていない実績を集めてみた。称して「Kickstarterの歩き方」ならぬ「Kickstarterの転び方」。

KickstarterでBack(出資)してみて、Reward(見返りの品)が予定に比べてどんだけ遅れてるんだっていうプロジェクトを晒す。Kickstarterは商品販売ではないし、Rewardの提供が半年くらい遅れることはざらにあるし、予定したものと多少違うスペックになることだってある。それは解っているが、1年以上も遅れた挙句に碌な情報アップデートも無いようなケースは本当に困る。

自分の出資金額、Rewardの出荷予定、最近の状況を書いておこう。


Intelligent Security | Camera Cover 0.70mm Privacy Solution

最近では色々市販もされているスマホやPC用のカメラカバー。Backしたのは2017年の2月頃で3個パックCHF26。CHF1=115円として約3,000円。当時は珍しいアイデアだったし見た目の質感も良かったんでBackしたというわけ。Rewardは2017年5月の予定で、作りとしては単純だから間違いは無かろうと思っていた。

最初の頃はまあまあUpdateもされていたし、多少の遅れも気にせずに待っていた。いや、やっぱ遅いぞ、と思い始めた2017年6月「Do not call out this project as a scam!(このプロジェクトを詐欺とか言うな!)」という珍しく激しいタイトルのUpdateが投稿される。そしてその後も頻繁なUpdateが続き、多くのBackerが逆に怪しいと思い始める。2017年の秋ごろから、出荷するぞとか出荷したぞとかのUpdateが投稿されるが、到着の報告が全く無い。2018年に入っても2月や4月に出荷しただのするだのという投稿があり、その後は途切れてしまう。

そうこうするうちに「Award出荷はされていないがAmazon.comで売られている」というあるBackerからの報告。実際に見てみると3個セットで$9.99で売られている。必然的にコメント欄は「金返せ」で埋まるという事態に陥る。そりゃあね、出資額よりも売値の方が安いのはリスクのうちに入るのかもしれんが、出荷できるんならKickstarterを優先するのは当たり前だろう。物を作るのに金が必要だから出資を募ったんだし、その返礼として物を渡すと言っていたわけだし、返礼の約束を反故にするのなら出資金を返せよ。

ちなみに、私はもはや待てないので国内で同等商品を探して購入。日本のAmazonあたりで探しても3個で250円くらいからあるのだから、いやあ、マジで金を返せと。


Dagadam Watch

こちらはEarly Birdで£151。£1が140円で換算して約21,000円。うん、今ならもう少し足してFitbit Versaが買えるね。Award出荷予定は2017年6月。このスマートウォッチの目玉機能はセンスタッチベゼル。丸い腕時計のガラスの周辺部分をまるくこすることでスクロール機能を実現するもの。これが2017年11月のUpdateで機能は医師がアナウンスされる。そう、この時点でDagadamは価値半減。それでいてKickstarter外にあるDagadamのサイトでは「センスタッチベゼルを搭載したDagadam2登場」がアナウンスされる。これにてDagadamの無価値が確定。ちなみに、Dagadamのサイトでは在庫なしの表示ではあるものの、£250でDagadamが販売中となる。月1回程度のUpdateはあったものの、これらの問題が続出したせいか、2017年7月末以降のUpdateは途絶える。

ちなみに、問題が噴出して遅れまくっているDagadam Watchなんだけれど、私のRewardはやや小柄なSタイプなんだよね。通常タイプが出荷された時点(そんな時が来るのか不明だけど)で再確認してみよう。


SELFLY Camera: The smart, flying, phone case camera

今で言うドローンカメラ。スマホと同じようなサイズで、スマホケースにもなるという。Early Birdは逃したので$99。11,000円くらいですね。当初予定のReward出荷は2017年6月。iPhone6とかiPhone7とかに適応とうたってましたね。ご存知の通り、最近物凄い進歩と価格低下が進んでいる分野ですので、遅延は命取りなわけで。

2018年8月頃になってから、出荷するぞ系のUpdateが頻発。その割に到着報告は無い。どっちみち世代遅れになっている危険性もあるし、RewardよりもRefundの方がうれしいんだが。


Cronovo Smartwatch

Early Birdになれなかったので£119。£1が140円だとして約17,000円。2017年1月にBackしていて、Rewardの予定は2017年11月。最新のUpdateは2018年7月。

これくらいの遅れは許そうかって気もしないではないが、7月の前のUpdateは3月で、さらにその前は1月なんだよね。もうすぐ遅れが1年になろうというのにUpdateの頻度が3カ月おきではね。でもって、出荷の見込み時期もアナウンスされていないのだから駄目です。


Elephant Steady – Smallest stabilizer ever for iPhone!

まあ、ここまで挙げてきたものが全然大したものに感じられなくなるほどの大物がこのElephant Steady。iPhone用のスタビライザー、つまりは動画撮影に使う手振れ補正機能付きのグリップだ。私の場合は国内の「Campfire」にて8,500円を出資。製品のお届け時期は2015年2月だった。これを書いている今から3年半も前だ。

当時、私の出資分を含めCampfireで集めた金額が2,522,567円、Kickstarterで集めた金額が$63,716、占めて約1,000万円。CampfireにおいてもKickstarterにおいても、2015年12月に返金する旨のUpdateを投稿するものの、その後は音信不通。開発を行っていた有限会社アドプラスが倒産し、その後GIZMONの代表者が引き継ぐことを宣言し、2016年3月までに返金するとしていたが実行されずに現在に至っている。


クラウドファンディングは出資なのだから当然リスクがあるものだ。倒産でも夜逃げでもされてしまえば仕方は無い。実際プロジェクトを進める側から「商品販売なら返金の責任があるが、ファンディングだから責任は無い」という強弁を聞いたこともある。許し難い暴言ではあるが、内容は正しい。

出資した金額について諦める覚悟は最初からある。本当は無いけど、あるかないかと聞かれたら「ある」と答える。とはいえ、例えば返金するとか出荷するとかと宣言した後に実行されないことは約束の不履行であり、リスクとして許容する範囲にはならない。

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