総選挙に思ったこと

いやいや、AKBじゃないです。衆議院選挙です。

もちろん俺は単なる保守派の一国民であって、投票するだけで誰かの応援をしていたわけでもない。いつもの癖で斜めからTVを観ていて、ふと思ったことがあった。

今回の選挙では「争点が不明」で「大義がない」のだそうだ。街角インタビューで皆さんがそう答える。税金の無駄なんだと。

なるほど、この方々こそ、2009年夏の総選挙で民主党政権交代を実現した人達なんだろう。

まだ懲りずにマスコミに踊らされるのね。疑いの余地も持たないほど綺麗に洗脳され、自慢げに語っちゃうのね。なんで今解散するんだ安倍さんは、他にやることがあるだろうってね。

まずもちろんは野党の準備不足。ここ2年間、相も変わらず政府政策に文句を言い続け、終いには解散にまで文句を言うって、どんなギャグだ。総選挙ってさ、国の運営をこうすべきだということを国民に伝えて同意を得るためのチャンスなんだけど、要はそれができませんってことなのね。ボク達は2年間ぼーっとして何もやってなかったのね。争点だの大義だの言うけどなんでもいいんだよ。与党じゃダメだ野党のこの提案を活かすべきだ、という方向を向かせるのは野党の仕事だ。

結局野党は負け戦だと知りつつ、よせばいいのに「安倍政権を長期安定にしていいのか!」ということを声高に訴える。結果は 予想通りの与党圧勝なんだから、てことは「安倍政権の長期安定について皆さんに問うた結果はYESだった」ってことになっちゃうじゃんか。政府与党を応援しているとしか思えないこれも得意の自爆ギャグなのかね。

さて、安倍政権は2年で解散総選挙となった。同じように民主党政権の2年後ってどんな様子だったかと調べてみると、数々の失政に加え大震災への酷い対応で支持率が10%台まで下落していた菅直人がそれでも辞めないと息巻いていた頃。衆議院の任期は4年、この後さらに2年間も民主党政権が続くのかと絶望に感じていた頃。政権交代後の総選挙は2年間くらいでやればいいんじゃないかと思った人もいたんじゃないのか。

そして実は俺は観ていない11/14の報道ステーション。ゲストコメンテータの佐藤芳之さんという方が、アフリカに多い長期独裁政権に比べてとても民主的で素晴らしいことだと言ったのだそうだ。正にその通りだ。
そして古館がまた訳の分からんまとめをしたようだ。そう、これがマスコミだ。自民党から「選挙期間中の報道は公平に」と釘を刺された途端に選挙関連番組を激減させたマスコミだ。大切な事実を訳の分からない方向に捻じ曲げていくんだ。したり顔のインタビューが流されているのもそういうことだ。皆がそう思っていると思わせたいんだ。

まあとにかく。

選挙がつまらないのは野党がサボっていた責任だよ。抜き打ちテストで点が悪かったからって同じテストで良い点を取った人達のせいではないように、「安倍さんにやられた」のではなく「僕達が駄目だった」と気付くべきだよ、野党の皆さんはね。あ、それともちろん、マスコミの皆さんもね。

我が選挙区は立候補者が自民党、民主党(社民党崩れ)、次世代の党(旧維新)、共産党とかってなってて特に問題はないけど、同情すべき選挙区もあるんだろうなあ。

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もう全然更新していなくて、今後も更新する予定は立っていなくて、でも捨てられずに残しています。
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