Pebble WatchのOSがアップデートされ、バックグラウンドでアプリが動くようになった。もともと装備されていたセンサが日の目を見てアクティビティトラッカー(活動量計)として働く。Android用のアプリがまだ提供されていないので待っているんだけれど、Pebble用のアプリは既にリリースされている。
例によって気付くのが遅かったわけだが、ともかく使ってみた。
【追記】後日談とか最新状況は下の方、あるいはコメントとして記載しているのでそっちを見た方が時間の節約になるかもしれません。
一つはJawboneが提供している「UP for Pebble」だ。これはWatchFaceとなっており、時計画面に歩数が表示されるとともに、シェイク(正確には、シェイクしてしばし待ち再びシェイク)することで1週間分の横棒グラフを見ることができる。APPではないのでボタン操作は一切ない。設定はAndroid側で行い、WatchFaceの選択とともに生年月日や年齢、性別、身長、体重等を設定、SAVEすることで必要な情報がPebbleに送られる(たぶん)。WatchFaceは3種類から選択ができるが、UP以外のWatchFaceを表示した状態にしていても歩数はカウントされるので気に入らなくても心配は無い。Pebble上では歩数表示しかできないものなので、Android側のアプリで様々な情報を確認することになってくる。Pebble自体はセンサとして割り切っているのだろう。
AndroidのUPアプリをインストールして見てみる。Pebbleにはまだ対応しておらずデバイス選択画面に現れてこない。歩数が表示されて一瞬「おっ」となったが、これはAndroid本体でのカウントによるものらしい。アクティビティトラッキングやスリープトラッキングにはデバイスが必要となっている。デバイスが無くても「気分」の入力や「食べ物」の入力は可能なのでこのアプリ単独でもそれなりに使うことはできそう。食による健康に対しての意識が低い自分にとっては無用の長物に感じてしまうのだが。
なお、設定についてはPebbleのWatchFace設定での入力項目と、AndroidアプリであるUPでの入力項目は重複している。Pebbleを見ている限りでは歩数しか表示されず入力した情報が使用されているとは思えないが、将来連携した場合にここがどうなるのかはもちろん不明。
MisFitの方はWatchFaceではなくAPPとなっている。ボタン操作により4つの画面を切り替えて表示する。歩数およびポイント、その1週間分のグラフ、睡眠時間、その1週間分のグラフ。睡眠時間はトータルとともにDEEPが表示される。APPの画面で決定ボタンを押すことでアクティビティのGOALと睡眠のGOALを設定することができる。GOALは数字あるいはグラフ上のラインとして表示されるだけの物なのでそんなに真剣に設定する必要はなさそう。身長体重や年齢、性別などの入力画面はPebble上にもなく、Android側のPebbleアプリにおいても設定項目は無い。
AndroidアプリであるMisFitを立ち上げると、プロフィール画面が表示され上記のような内容を入力、次の画面に移るとデバイスの選択となる。そこにはPebbleの文字はなく、先に進むことはできない。Google Playのレビューに描かれた「Pebble対応はまだ~?」というコメントに対して「今デバッグしてるから待ってて」という回答が投稿されているから、信じて待とう。
さてさて、Pebble上でこの2つを同時に起動しておくことはできない。どちらかが動いている場合、他方の画面では英文メッセージが示され、切り替える場合はマークのついた上のボタンを、そのままであれば✘マークの付いた下のボタンを押すことになる。恐らくはOSの制約だろう。比べてみたくても同時に比較はできないということになる。
本稿のタイトルにある通り、今のところはMisFitを選択している。スリープトラッキングがPebble画面上で確認できるところが大きな差。画面デザインとしてもMisFitの方が見やすいと思うし、ボタンで切り替えができるところも良い。今のところは。
連携するアプリがリリースされていないのだけれど、願い事と心配事を書いておこう。
今後Androidアプリがリリースされたとして期待しているのはスマート目覚まし機能だが、MisFitのデバイスであるSHINEやFLASHにはバイブレーション機能は付いておらずアラームはAndroid本体側に頼ることになっている。Pebble版ではPebbleのバイブレーション機能が実装されることを願う。
UPに関してはWatchFaceであるがためにボタンが使えない。この現状は暫定リリースかもしれない。UPのデバイスにはボタンがあり、それによる機能もあるのだからPebble版が不便になることは考え難い。使われないプロフィール設定が存在しているところもおかしい。
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Pebbleがあれば専用デバイスが要らないって、そもそもこれが凄いことだよね。
後日談の追加
MisFitをPebble側スタンドアローンで使っている。過去1週間分の活動量と睡眠時間が画面上にグラフ表示される程度だが、まあまあ「今日はよく歩いたなあ」とか「いやあよく寝たよく寝た」なんて気持ちが裏付けられる感じだ。
残念ながらスリープトラッカーの精度には大いに疑問がある。だいたい1:30に寝て6:30に 起きるという要改善の生活ペースなんだが、睡眠時間が9時間だの3時間だのになってしまうことが多い。9時間てのは充電のために置いてあった時間がカウントされているのだろうが、3時間という方はなんだろう。寝付きとか寝相が悪いせいだろうか。就寝時に操作をしなくても自動でスリープトラッキングに入るのが優秀な点だということなんだが、明確なワンアクションを入れるようにしてもらった方が良いかもしれない。
そして更にその後。
MisFitのAndroidアプリがバージョンアップされ、デバイス選択画面にPebble Watchにそっくりなシルエットが表示されるようになった。何故か名前が「人々」なんだけど、PebbleをPeopleと間違えて翻訳したのだろうか。
でまあ「人々」を選んでリンクさせようとすると、Android側のOSレベルが低いと言われて進まない。これは残念。本音で言えば「なんでやねん」。
Jawbone UPの方はと言えば、UP以外のデバイスを使う場合は別のアプリをダウンロードしろとのこと。そしてここでも「お使いの端末はこのバージョンに対応していません」とつれない。あかんやん。
そしてそして、検索して見るとUpIt Proというアプリが「Pebble対応」と書いてある。これはもしかして、なんて思いながら落ち着いて確認してみると、UpのレポートとかをPebbleに表示するものであるようだ。慌てて読み間違えて買わなくてよかった。
更にその後
スマホ側のMisFitがPebbleTimeに対応してくれたらしく、めでたく連携が開始された。
相変わらず睡眠ログが何だか怪しい。
なんだか、3日くらいしかバッテリーが持たなそうなのも悩みではある。
しばらく様子を見てみようと思う。