PebbleTimeが届いたのは6月12日。
it’s timeの文字が大きく描かれた細長いダンボール。内側がプラスティックの収納ケースとなっている。内容は本体、ケーブル、小さな説明書。実に合理的。DHLの宛先シールがきれいに剥がれず、it’s timeの文字上がベタついてしまったことだけが残念。腕に付けて見た感じは、写真の印象よりは小さく薄く感じる。安物っぽくはなく、PebbleWatchの「いかにもプラスティック」な感じは少ない。色はBlackで自分としては正解。酔ってもいたし、充電を開始しただけで立上げ作業は土日に回す。充電ポートは文字盤の裏側なので、充電中の置き方が悩ましい。
実はこの直前に母艦となるスマートフォン本体も機種変更をしていた。Xperia Z4 (SO-03G)、Androidバージョン5 (Lollipop)。その話は別稿で取り上げることとして、Jelly Bean→LollipopとPebbleWatch→PebbleTimeとが数日のズレで生じてしまい、うまくいかないことが何のせいだかが解らないという状況が多発した。一部ムダ金を突っ込んだところもあり、新製品で情報が少ないとは言え、落ち着いて考えなきゃダメだよてのはいつだって常識なんだな。うん。
まずは細かいところから検証。時計バンドは簡単に取り換えられます、てのもPebbleTimeのウリになっている。色々と調べて推測していた通り、これは「ワンタッチバネ棒」とか「アビエ式バネ棒」とか「イージークリック式」とか呼ばれているものだった。楽天市場のとあるショップではベルトを購入して追加費用を支払うと加工してくれるところもあるようだ。PebbleWatchで使っていたDバックルを移設する際に外したりしたんだが、なるほどこれならお出かけの直前に取り換えることもできる。バネが飛んでいっちゃたりしないし。
さて、従来使っていたPebbleアプリからではPebbleTimeは認識してくれない。母艦からPebbleのアプリをアンインストールし、PebbleTimeアプリをインストール。適当に画面に沿ってBluetoothのペアリング。実にスムースに進む。落とし穴が迫っていることなど知る由もないが、このまま全部が全部うまくいくとも思ってはいない。個々のアプリに関しては、まだPebbleTimeに対応していないものもあり、Android側のアプリが「Pebbleが繋がってない」というエラーを吐いたり、PebbleでのGET APPSを探しても対象が見付からなかったらり、PebbleTimeにインストールしたAPPが「母艦とつながってない」というエラーを吐いたり、メジャーバージョンアップ時にありがちな状態。
結局PebbleNotiProがうまく動作せず、Notify for Pebbleに乗り換える。しっかりとした検証をせずに慌てて飛びついた感は否めない。通知関連は後述の日本語化によりPebbleTimeアプリでも可能だし、わざわざ専用アプリを購入せずに使ってみる方が判断としては正しいだろう。PebbleTimeアプリでは通知対象とするアプリを選択することができるし、PebbleTime本体側では通知を受け取らない時間帯を設定することができるのだから。
今回のPebbleTime発表に伴い、ソフトウェア面で強調されているのが Timeline UI というもの。今までは通常の時間表示画面で右側の上下ボタンを押すと別のWatchFace(文字盤)に切り替えができていたが、今回からはカレンダーやらの過去分や将来分が見られるというもの。母艦側でPebbleTimeにインストール済のAPPSを確認すると、デフォルトで消せないCalendarとWeatherがある。こいつらがカレンダー情報や日の出日の入りの時刻をPebbleTimeに伝えているようだ。自分の使い方としては、WatchFaceを切り替えることで月間の暦とか電池残量とか海外現地時間とかを確認できるようにしていたので、これは変えないでくれた方がありがたかった。ライフログには興味は無いし、スケジュールはPCかスマホで見るから要らないし。どちらかを選べると良いんだけどな。
それでも折角だからTimelineも見るかな、と思ったらはい文字化け。正確にはフォントが無くて文字が表示できないという状態。PebbleWatchの時から通知は他のアプリを使っていたからOS標準での日本語出力は気にしていなかったんだが、これは気持ちが悪い。早急に改善が必要だ。そう言えば、カスタムファームウェアで日本語表示ができるという話があったはず。調べてみると、ファームウェアの書き換えをせずに日本語文字フォントを追加するようなことができるらしい。素晴らしい。Pebbleの中の人か外の人かはわからないがGood Job!。てことで、FirmMaker ClubでPayPal経由にて540円/年のDonateを済ませ、先達の設定をパクって日本語化を実施する。実際に行ったのは、1)フォントを追加、2)言語パックの作成、3)作成された言語パックをダウンロード、4)ファイルをAndroid上のファイラーで開く、5)Android上のPebbleTimeアプリがインストールしてくれるのを待つ、という流れ。
こうなるともっと真面目にTimeline UIを使うことを考えた方が良いかもしれない。
そして実はまだ困っていることがある。なんとPebble TaskWatchがインストールできないことだ。どうやらAndroidのバージョンで互換性が無く、Lollipopではインストールできないらしい。GooglePlayでも見当たらないから、外されてしまっている可能性がある。一時的な措置なら良いのだけれど。もう少し待ってみるかな。
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現在は、もっと困ったことが起きている。PebbleTimeのVibrationが動作しないのだ。リセットをかけても、ビルトインのAlarmをかけても静かに表示が変わるだけ。これについてはPebbleのサポートにハードウェアトラブルとして報告をあげたが、どうなることやら。動画でも送れば証拠になるのかなあ。