PebbleWatch(PebbleClassic)とPebbleTime。どちらも故障してサポートに問い合わせた結果、無事に交換(追加?)となった顛末。一応、すべてのやりとりは英語だけど、まあ何とかなった。
まずPebbleWatchの方。しばらく前から画面に横縞っぽいノイズが出てしまい、表示が判読できない不具合が発生していた。ボタンを押して画面を切り替えれば正常な表示になるのだけれど、使い難いし壊れている感じが気持ち悪い。購入は昨年(2014年)の8月で保証期間は1年間となっている。並行輸入の店から買ったものなので6~7月あたりには対応しておきたい。もし交換とかになって使えない期間ができるのも嫌だったので、PebbleTimeが届いた時点でクレームを上げることにした。
getpebble.comのサイトからサポートを見に行くと、画面トラブルの場合はまずファクトリーリセットをしろとなっている。それでダメならサポートチームにメールを出せとのこと。トラブルが発生した状態の画面と裏面のシリアルナンバーを写真にとって添付し、名前やら住所やらを書き込んだメールを送った。「ちゃんとリセットもしたけど直らないから助けて」。その返信を見て驚いた。
サポートの返信:お湯に浸けてみろ。
マジか。なんでや。直るはずない。直ったとしてもすぐ再発するに決まってる。お湯って。Hot waterって。温度も書いてないし。ともかく、熱湯ってことはないだろうし、指を入れるには熱すぎるくらいのお湯をコップに溜めて漬けてみる。30秒くらい経ったところで取り出す。PebbleWatchから湯気が上がっている。ゆで時計。シュールだ。SNSにでも投稿すべきか。そしてそして…
直ってやがんの。
色々と操作してもきちんと表示される。冷めた状態でも問題ない。いやこれ、何だかおかしいでしょう。絶対変だと思っても実際に直っているのだから、事実は事実。それから2日後、やっぱりダメな状態に戻った。なんとなく納得しながらサポートにメールを書く。また同じ現象が起きているから助けて。
サポートの返信:動画を撮ってYouTubeか何かにアップしといてね。問い合わせ番号を書いた紙切れとPebbleWatchのシリアルナンバーが両方写った写真を添付して、動画のURLと名前と住所とシリアルナンバーをメールに書いて送ってね。
写真も住所氏名も前回のメールで送付済なんだけど、再び書けということらしい。というか、動画って。ノイズ現象っていつも起きているわけではないし、茹でた以降は頻度も若干改善していてその瞬間を逃さないのは大変だ。しかもYouTubeとかって、全世界に公開してどうするのさ。アカウントはあるけど、視るだけでアップしたことはないし。悩みつつも数日後、かなりいい感じでノイズが盛大に乗った動画の撮影に成功。自分のDropBoxにアップしてURLを記載してメールを送信。
サポートの返信:必要な情報は全部揃った。支払いゼロでショップ側に発注入れといたから届くまで待て。
頼もしい。
ショップからのメール:Your Pebble order has shipped!
DHLかと思ったらシンガポールポストだった。早くして欲しい気持ちもあるけど仕方ないか。数日後、新品と思われるPebbleWatchが到着する。いままでのやつ(不具合品)は返せとも壊せとも言われていない。ノイズ画面は発生するけど使えないってわけでもないから誰かのおもちゃにでもしてもらおうかな。
そしてPebbleTimeの方。KickStarterでbackして待って待って届いたら振動しなかったというモノ。こちらはAndroidとペアリングして使っている状態なのでアプリからContact Supportを選択。どうやら自己診断だか情報収集だかが走るらしく、しばし後にメールアプリの選択画面となった。選択したメールアプリが開くと注意書きみたいなことが書いてあり、その下にXMLっぽいデータが並んでいる。このメールの本文に「私の愛するPebbleTimeちゃんが震えないの。着信もアラームもダメなの」と書いて送る。ちょいちょいとやりとりして話が進む。前述のPebbleWatchよりはスムースなやり取りになったのはデータが添付されているおかげだろうか、それとも同様のクレームが多いのだろうか。基本的にはPebbleWatchの時と同じくで、問い合わせ番号とシリアル番号を撮影した写真を添付し、指示された内容のメールを送る。そして、待つ。
結構な時間がかかったのは、KickStarter分の出荷がそろそろ終わり通常購入の先行受注が始まるような微妙なタイミングだったからだろうか。とか思いつつ、某日の夜中0:00(偶然)にやんわりとリマインドするメールを送ってみた。「まだ他にやるべきことがあれば教えて」。するとその日の22:37(いずれもJST日本時間)にshippedのメールが届く。偶然か、いやいややっぱりGrahamが忘れていた可能性が濃厚。ちなみに、不具合報告はスマホのメールアドレスでやり取りしていたが、shippedのメールは自宅PC用のメールアドレスに届いたという不思議。ショップ側で登録されているアドレスかも知れないが、ざっくり感も漂う。まあいいんじゃない、KickStartしたベンチャーなんだしね。
そしてこちらもシンガポールポスト経由、郵便局経由で届く。例の「it’s time」と大書された箱だ。前回はこの表記の上に送付票がべったり貼られていたが、今回は表記のない裏側に貼られていて少し嬉しい。どうせ開梱したら即捨てちゃうんだけどね。
こちらも返送とかの話は一切出てこない。向こうから出荷する分は大口契約で送料も安いだろうし、着払いで送り返されても廃棄するだけだから要らないのだろうと推測。間違いなく不良だと伝えるためにも送りつけたい気持ちはあるが、好きにして良いというのなら好きにしよう。茹でてみるかな。
【追記】Grahamからのメールで、ラベル書式を添付したからFedExで送り返せと言ってきた。どうやったらFedExで発送できるのかを調べてみたが、ログイン登録がうまくいかない。どうするんだ? これ。
この記事を書いている時点では、新規のPebbleはどちらもまだ開梱していない。また不良品なんて可能性も低いだろうし、万が一そうでも一応使える状態でもあるから、もう一個くれとも言い難い。ところで、どちらのやり取りにおいても保証書の提示みたいな話も出なかった。シリアルナンバーで製造時期がわかるだろうし、輸入業者経由であっても購入時期は推測できるからだろう。メールのやり取りだとテンポは遅いが、当然移動も不要だし時間も気にしなくて済む。面倒がなくてありがたいことだ。
コショウというつまらないダジャレだけれど、カンボジアのペッパーはぜひ一度試して欲しい。
私もPebble Steel を購入したものの,約一ヶ月ほど経過した頃から,液晶がおかしくなり始めました。半年経過した今,ほとんど液晶の画面の判読ができないほど縞が入りました。縞が入るというか,もう画面に黒い部分がないくらいになってしまいました。これは,大きな欠陥ですね。これから,私も同じようにクレームメールを送ってみるつもりです。お湯にもつけてみます。