大きな地震があると、我が家の備蓄は大丈夫だろうかと考える。家が倒壊するとか、津波でダメージを受けるとか、そういうのについては運と家の強度に頼るしかない。ともあれ、ライフラインが途切れたらどうなるのだろう、と考えてみた。
誰かの役に立つ情報ではないので、公開しても意味はないけど。まあ日記ですもん。
まず水については床下収納のペットボトルでしばらくはしのぎたい。川が近いので、トイレを流す水はロープでバケツをくくれば確保できそうだ。給水が回ってきてくれた場合は、と、バケツはあるけどタンクは無いな。折り畳み式の給水タンクを買っておくか。他の飲料と言えば、ビールが1箱。立派な飲料。煮込みの水分にだって使える。それと芋焼酎が一升瓶3本くらいあるけど、こっちは非常時の役に立ちそうにはないな。流石にね。
電源。ライトやスマホ用であれば、乾電池も充電池も売るほどある。心配性のせいか、単3と単4、それぞれ2ダースくらいは常にある。モバイルバッテリーも、やたらバッテリーを食いまくるスマホを使っている頃に新製品を次々買っていたので、5~6個はある。スマホ1台なら1か月近くは持ちそうだが、近所の人への助けにもなるだろう。明かりが欲しいのなら、これまた一時期集めまくったフラッシュライトが10本以上はある。大抵が中華制の安物だし、これも近所に配ってしまおうか。そういえば、Bioliteてのもありましたねえ。忘れてました。湯沸かしと充電に使いましょう。
そして食料。冷蔵庫や冷凍庫の中身を思い出してみます。冷凍庫は… ふるさと納税でもらった返礼品が色々あるぞ。うなぎ大3匹(700g)、A5ステーキ肉2枚(500g)、焼鳥串35本(1kg)、それくらい。自然解凍になってしまうので、長くとっておくことはできません。あとは、うどん、たこ焼き、お好み焼き、そう、加ト吉が好き。これらについては温め方が難しいかもしれませんから、まずは保冷剤として扱いましょう。
食料をいかに調理するか。火が必要です。ありますとも。
真面目に考えているので、燻製用の器具は役に立たないものとします。燻製は非常食を作るものではあるかも知れませんが、非常時に食事を作るものではありませんから。ちょっと良いことを言いました。
季節の良い週末に狭いながらも開放的な庭で炭焼きをするのが趣味、なので色々でてきます。念を押しますが、炭焼きです、アウトドアではないです、キャンプ行きませんし、テント張れませんし。BBQと言うと本気の人達に怒られるかも知れませんので、あくまでも炭焼きです。はい。燃料としては備長炭が10kgくらいはありますし、七輪やコンロは4基くらいあります。ダッチオーブンみたいな大きいのではありませんが、コロダッチてのはありますね、2台。アヒージョとか炊き込みご飯とかはもちろん、ざっくり食材切って入れて油回して火にかけておけば何かできます、美味いです。
忘れてましたが、カセットガスコンロもありました。イワタニのアウトドア用のなんだか高い奴がありました。炭火でうまくいかないときに使おうと思ってたんでした。備長炭を熾すのは慣れていないと結構手間なので、カセットガスを使う方がリーズナブルですよね。これ、我が家においては焼芋用という扱いをしています。もちろん、石焼芋用にしている鉄鍋と大磯砂利もありますが、使わないですかねえ。カセットガスの備蓄は多くないので、これもご近所への貸し出しになるかも知れません。鍋と砂利も良ければどうぞ。
更に思い出しましたが、シングルバーナーも持ってました。内緒ですけど持っていました。内緒ですけど、まだ使ったことがほとんどないです。他にも何かおかしな大事なものを忘れているような気がしてなりません。冬場であればカセットガスストーブがあるっちゃありますが、それ以外に何かを忘れている気がします。思い出したらここをアップデートするか、一人でほくそ笑むかとしましょう。
そんなこんなで、ライフラインに異常をきたした場合、我が家においては国産うなぎとA5ステーキと焼鳥串を備長炭で焼き上げた上にビールでのどを潤すという非常事態に陥るわけです。至って真面目、真剣そのもの、命懸けです。
その昔、阪神淡路大震災の際の神戸地元の高級スーパー「いかり」の逸話を思い出します。この「いかり」スーパーは普段から高級路線で有名な店です。震災でライフラインが止まってしまい、どうせ傷んでしまうし地元への協力をしたいと考えたのでしょう、店頭で食材や食料品の無料配布があったそうです。列に並び、適当に詰め合わされた買い物袋を受け取るという形式だったらしいのですが、袋の中身が凄かったとか。高級パン、高級牛乳、高級チーズ、サラミ、ローストビーフ、グレープフルーツ、オレンジ、果てはメロンまで。分量は多くはないものの、普段なら買えないようなものばかりで福袋かと思うほどだったそうです。あるもの全部配っていたら高級食材ばかりになりました、店側は「こんなものしかなくてすみません」という雰囲気だったそうです。この話をしてくれたのは当然ながら関西人ですから「あの状況でこんなやで」というのを、不謹慎極まる表現で笑い話として披露してくれたことを思い出します。恩返しのために通い詰めるのは難しいかもしれませんが、お遣い物のメロンを買うならここしかないようです。
ライフラインが途切れた中で炭焼きステーキを食ってビールを飲んでいるいる人がいたとしても、援助や補給の方々はスルーせずに助けてあげてください。なんなら、食品の物々交換をしてやってください。