Pebbleにカメラアプリを入れてみた。今回入れてみたのはPebble Snapというカメラアプリだ。これは有料なんだが、もともと$149のPebbleに$2のアプリを追加することを高いとは思わなかった。本当はPebbleCamを選んでいたんだがGoogle Playで購入できなかったのでこっちにしたのだ。
【追記】その後、PbbleTimeを購入するとともにカメラアプリも新しいものに切り替えたので、その件についてはこちらのエントリーをご覧ください。なお、どのアプリを選択するとより幸福になれるかは人により異なります。多分。
Pebble Snapの導入(購入)については、PebbleのGET APPSからでもGoogle Playからでも可能となっている。たまたま事情があって入れ直しをしたんだが、スマートフォン側とPebble本体側のどちらから先にインストールを行っても動作に問題はなかった。バージョンが違っていたら駄目なんだろうが、バラバラに入れておいてからBluetooth接続しても動くようだ。ちなみに、私のスマートフォンはAndroid4.2のSO-04E(Xperia-A)である。
使用するにはスマートフォン側のアプリケーションを起動すれば良い。これによりPebble側ではバイブレーションとともにPebble SnapのAPPが立ち上がってくる。上下のボタンで内外のカメラ切り替えとライトの点灯が操作でき、決定ボタンは撮影だ。レリーズにおけるディレイはほとんど無く、撮影時にスマートフォン側は無音である代わりに画質は良くない。
起動している間はPebbleの画面上には秒間1~2コマ程度のスローなリフレッシュレートでモノクロ画像が表示される。確か秒間3コマとうたわれているが、環境によってこれを下回るようである。表示される画質は画質と呼ぶこともできないレベルであるが、くっきりはっきりした被写体であればそれが何かくらいは判別できる。面白い機能ではあるのだが、本体を持ちながらPebbleの画面を見て画角を決めた場合、ボタンを押すために3本目の手が必要という事態になる。
Pebble Snapのスマートフォン側のアプリはフロントで稼働、つまり画面を表示した状態でなければPebbleとの連携が機能しない。画面ロックや他アプリに切り替えた瞬間に接続が断たれる。スリープに入っても同じく切れてしまう。また、これらの事態が起きた際にPebble側からスマートフォンのアプリを起動させることはできない。どこかに固定しておいてリモート撮影を考えたとしてもバッテリー的な意味も含めて無理のように思える。
なんだか、使い道が見つからない。Pebbleを誰かに見せびらかすためのデモンストレーションとしては言うことなしなんだが。
PebbleのアプリケーションはPebble単独で動くものとスマートフォンと連携して動くものとがある。Pebbleの新しいファームウェアにはJavascript frameworkというものがあり、スマートフォン側でJavascriptベースのプログラムを動かしPebbleに結果を送り込んで表示することも簡単にできるようになっている。今後連係動作するものが増えてくることだろう。
PebbleにおいてはAPPとWATCHFACEがあり、APPはボタン操作(入力)が可能、WATCHFACEはボタン操作が不可能という違いがある。いずれも加速度センサは使えるようなので、工夫次第ではちょっとしたアプリケーションを動かすようなWATCHFACEも作れるように思う。
そういった技術も使いながら、Pebble Snapや類似アプリも発展されていくのかもしれない。
もちろん盗撮になんか使わないし、逆に盗撮には不向きなアプリだと思う。